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いちご同盟 [読書]

どんな青春ドラマが始まるかなぁと思いながら読み始めた。野球を題材にしたものかと思ったがどうもそうではない。同級生が重い病と闘う中で、寄り添うもののストーリーである。
中学三年の彼らは進路や自分の内面、そして生死に向き合いながら進む。母がやっていることから始めて続けていたピアノに違和感を持ちながら向き合い、ある時にピタッと母が言うことが理解できる。そこに成長がみられる。成長とは何か...との経験がどの思いがそうさせたのだろうか。
多くのことと広く浅く向き合わせる物語だった。でも、読んでいる自分はその都度、深く考えてしまう。
中学三年の複雑な心模様と大人のたちの姿が見え始める時期でもある。そして、同時並行にいろいろなことが起こるのが人生だ。
物語の進行は、自分の中のいろいろな部分に物語を進めていくそんな感想を持つ小説だった。

えっ、そこで終わりなのという思いを残して。





いちご同盟 (集英社文庫)

いちご同盟 (集英社文庫)

  • 作者: 三田誠広
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/10/03
  • メディア: Kindle版



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