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いつか別れる。でもそれは今日ではない [読書]

誰に勧められて買った本かも覚えていない。
手にするには歳を取りすぎていたのかもしれない。
恋愛を楽しめていた頃の自分ならもっとしっかり読んだかもしれないが…。なかなか読み進まず、それこそ他の本に浮気をしながら、ようやく最後まで読みきれた。

感想かぁ…何かあるだろうか。
考え方の違う視点をもらったといえばいいが、むしろモヤモヤをもらう。
そうなんかなぁ?と言うように。
そんなはっきり言わないで、と思うところもある。
男女や色恋や。そういうのは、あんまり深く考えない方がいい…特にこの歳になれば。





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世紀末の隣人 [読書]

私生活の中で小説よりも奇妙な日々を送りながら、この小説を読んだ。
時に時間を空けて読んできた話の内容は、漠然とした記憶しかない。
20世紀末に起こった社会的な事件を違う角度から、重松の目線で振り返ったものである。こうやって並べられると時代の中に原因があるように 見えがちだが本当にそうなのかと考える。
それぞれの時代に問題を抱えながら人は生きている。
この本を手に取った時の僕もそうである。理由はいくらでもつけれるが、それでも真っ直ぐにとは言わぬにしても生きていくしかない。

いろいろな事件が物語になったときに、当事者はどう感じるのだろう。
結論も理解もない、ただ事実としてしか受け入れられないのではないだろうか。

生きていくぞ。。
何があっても、世紀末でも。





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かがみの孤城 [読書]

ある時、仕事にいけなくなった僕。
それは、学校に行けないそれぞれの事情を抱えた子ども達と同じなのかもしれない。こういう時にこういう小説に出会うのかな。
仕事にいけなくなった僕も、何年かぶりに大学時代の友達に会うことになった。その子は仕事を辞めるって。時代を越えての同じような思いで会える。

小説の中の子達も時代を越えて会い、その忘れた記憶の中で現実世界でも糸を繋ぐように助け合う。

どっかで僕も助け合える。自分に言い聞かせながらページをめくる。
記憶にないけど、残された思いはある。そうやって人と人は偶然を装って出会うのかもしれない。

行けなくなった場所に、もう一度行く勇気を「たかが学校」「たかが仕事」人生ではない。

もうしばらくかがみの世界で考えてみようと思う。
そして、元に戻ったとき、この期間の記憶は消えて、それでも繋がれた糸があると信じながら。

元気なときに読んでたら、フィクションでしかない物語が、現実とリンクする。
まさにかがみの孤城であった。






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