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自分のための人生 [読書]

この本は・・・久しぶりに・・・すごいと思った。
わかりづらい感想で申し訳ない。

図書館で本を探しているときに、ふと目に入った本である。
運命の出会いは突然だ。

何冊か借りた中の一冊。

ようやく順番がきた。

これまでの自分の人生の無駄な考え方をひとつずつ訂正してくれる内容だった。
「人は笑わず、人とともに笑う」
まさに最後に現れたこの文章にたどり着くまで、わくわくしながら読み進めることができた。
確かに、自分は「人のための人生」を生きてきたんだと、一つ一つの証拠を突きつけられながら、新しい考え方を明確な、はっきりとした言い切りの言葉で与えてくれた。
読んでいて気持ちがいい。そんな感覚が芽生えてきた。

図書館で借りた本ではあるが、自分で自分の手元に置くために買うことにする。
それだけの価値がこの本にある。それは誰が決めるのか。
そう、私自身である。

結果は現状と変わらないかもしれないが、誰かのために生きてきてこの結果なのか、自分のために生きてきた結果なのか。その根本の部分でまったく違う。
そして、自分のために生きていれば、悩むことも無く笑顔で今日を迎えられるはずだ。

あぁなんかいろいろ考えてたけど、すーーーーーーっと流れた感じ。

久しぶりに読書後の爽快な気持ちを味わっている。








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英国名門校の流儀 [読書]

ラグビーが盛り上がる日本に、ラグビー発祥の学校であるイギリスのパブリックスクールであるラグビー校の日本校ができるというニュースを読んだ。
改めてパブリックスクールとは?と思い、今回はこの本を手に取る。ラグビー校ではないが、同様に長い歴史と伝統を持つハロウ校にて日本語担当教師を勤めたのが著者である。
長い伝統の上に新しい学びがたくさんある。忙しくも学び続ける生徒たちの姿は日本の学校でもどうように見られるのだろうか?テストや入試に向けた特別な時間をつくらず生徒たちは常にスポーツやアートに取り組む。学校の中で、どちらが評価が高いということはない。そういう姿勢が日本には無いのかもしれない。全寮制の中でお互いを認め会うというのは書けば簡単だが実際にはかなり高難度な課題である。
学校に歴史に裏打ちされた自信が見られるのが強みだとも感じる。生徒たちが口にする、Confident,but not arrogant.を身に付けてくれれば親としても満足なのだろう。ただ、学費はとっても高いようだ






英国名門校の流儀 一流の人材をどう育てるか (新潮新書)

英国名門校の流儀 一流の人材をどう育てるか (新潮新書)

  • 作者: 松原 直美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/08/08
  • メディア: 新書



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柔道の父、体育の父 嘉納治五郎 [読書]

視聴率低迷中のいだてんで取り上げられている柔道の創始者である嘉納治五郎先生について書かれた本である。子ども向けで文字は大きいし、ふりがなもふってあるので読みやすい。分かりやすく嘉納治五郎の一生涯がまとめられ、日本におけるスポーツの普及の歴史とも重なる。
まさに文武両道で、小柄ながら小柄ゆえに、柔術と出会い、多くの武勇伝を生んだ。それは全てが努力に裏打ちされたものである。柔術が今や世界で行われる柔道となり、スポーツは常に社会に力を与えてくれる。

嘉納治五郎が招致した幻の東京オリンピックから、時を経て二度目のオリンピックが東京にやってくる。

その意味を改めて感じることができた。





柔道の父、体育の父 嘉納治五郎 (1964年東京オリンピック物語)

柔道の父、体育の父 嘉納治五郎 (1964年東京オリンピック物語)

  • 作者: 近藤 隆夫
  • 出版社/メーカー: 汐文社
  • 発売日: 2019/03/29
  • メディア: 単行本



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学校の面白いを歩いてみた。 [読書]

最近、学校の取り組みに興味がある。
さて、今回はいくつかの学校や首長、教育長、校長の新たな取り組みについて、薄く広く書かれた本であった。こういう本が出て、読まれるということは、まだ珍しいと言うことなんだろう。学校とは社会システムがこれだけ変わってもなお、変わらぬことが多く変わろうとすることが珍しいようだ。個々の教員がチャレンジすることを奨励する長が多いようだ。しかし、うまくいけば良いがうまく行かないときにこそ、その長がリーダーたるべき時である。誰でもやってみろは言える。しかし、その結果の責任はやった現場の教師にあるのではない。そのあたりが書かれていないが、きっとうまくいっているからここに書かれているのだろう。

ともあれ、社会は刻々と変化している。求められる力も変わっている。教育が変わらないわけにはいかない。しかし、そのためには教師の方が生徒より先に変わらなければならない。そして長たるものこそ、それをマネジメントする力が必要だ。変わろうとしない教師もいるのは確かだが、変わらせようとしない、むしろそれを拒む長にこそ問題が多いと、読みながら感じてしまった。





学校の面白いを歩いてみた。

学校の面白いを歩いてみた。

  • 作者: 前屋毅
  • 出版社/メーカー: エッセンシャル出版社
  • 発売日: 2019/06/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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生死の覚悟 [読書]

さて、なんでこんな題名の本を手に取ったのか。
読み終えて、そう考えなおすことはよくある。
高村薫と南直哉(じきさい)の対談を中心として、それぞれの著書への評論とともにまとめられた内容だった。それぞれの著書が出てくるもののそれを読んでいない中で、あーこんなことが書いてあるのかなぁ?と想像しながら読み進める。悟りとは何か、信じるとは何か。
その答えを出さず、問いは増える。問うことが宗教であり、答えとなる真理は、それぞれが見つければよい。こう投げ出された解答に少しホッとする自分がいる。
「生死」(しょうじと読む)は生まれることと死ぬこと。命あるものがそれを繰り返すこと。生きることと死ぬことは、表裏の関係である。そこに迷い、そこで答えを求め、そこで自分の力ではどうすることのできない中で死んでいく。天災をどうとらえ、どう受け入れるか。障害をどう捉え、どう受け入れるか。宗教がそこに答えをくれるのか。オウムは宗教か、なぜ犯罪手段となったのか…。
生まれて死ぬまでの中で、自らの道標をどう見つけ進んでいくのかを、作家と僧侶との2度の対談の記録である。
図書館で帯のない本を手に取り、すぐにカバーをかけて読み進めた私は、最後に南が彼女と呼ぶまで、高村薫が女性作家だと思わずに読み進めていました。(笑)
あとから調べてみると、多くのベストセラー小説を書いている作家とのこと、まだまだ私の読書量が足らないようです。






生死の覚悟 (新潮新書)

生死の覚悟 (新潮新書)

  • 作者: 髙村薫/南直哉
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/05/15
  • メディア: 新書



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授業を磨く [読書]

授業をするわけでもないが...これからの授業はどんなものかと考えながら読んでみた。
最近はアクティブラーニングとは言わなくなったと聞いたことがあるが、何度もアクティブラーニングと出てくるのは2015年に書かれた本だからであろう。
さて、中身は教育のあり方についてである。これからの子どもたちが大人になった時に社会ではどんな力が求められるのか...。業界によって、違いはあるものの受身な姿勢では身に付かないものだ。イノベーションが求められるのか社会で、子どもたちが主体的に学ぶために思考ツールを駆使した方法で考え方や整理の方法を身につけ、仲間たちと議論することで授業展開をしていく。しかし、議論と言うのが日本人にはなかなかハードルが高いなぁと思いながら読み進める。意見と人格を切り離して考えれるようにならなければ、意見の否定が人格の否定に繋がりかねない。
さて、この本に書かれた内容から、現在はどんな実践がなされてきたのか。なによりも足かせとなっているのは、教師にとっての授業像が変わらないことのようだ。
これまでの学校教育での成功者が多いこの業界で、成功体験をぶち壊せるような意識改革が教師にこそ必要だと思った。





授業を磨く

授業を磨く

  • 作者: 田村 学
  • 出版社/メーカー: 東洋館出版社
  • 発売日: 2015/04/09
  • メディア: 単行本



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人間力 [読書]

組織改革について書かれた本である。ただ、具体的ではない。確かに具体的に書いたとしても...具体的に書けば書くほど、他には応用できない。基本的な考えは上意下達ではダメだと言うことである。権力では人は変わらないと。
環境が変われば人も変わり、自分が決めれば人は動く。ただ、リーダーたるは未知なる場所に向けての強制力も必要とするが、それはメンバーを道具として使うのではない。
意見を聞き、意見の方針でいくのなら、言った人ではなくそこに全責任をとるのはリーダーである。
人間力...いま、よく使われるこの言葉を最初に使い始めた人らしい。


人間力―そこにどう火を点けるか

人間力―そこにどう火を点けるか

  • 作者: 藤田 英夫
  • 出版社/メーカー: NTT出版
  • 発売日: 2012/11/30
  • メディア: 単行本



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「自分の壁」を越える授業 [読書]

医学ロボットの先駆者である東京大学の生田先生の本。「バカゼミ」が有名らしい…読むまでは知らなかったのだけれども。
人生の中での回り道は回り道ではなく、そこで経験した多くのことが今の自分を作る。
周りの人と同じことをやるのではなく、自分だけの道を選ぶそんな「バカ」が天才と呼ばれるようになる。迷路はゴールからスタートへ戻れば、まるで成功ばかりのように見えるかもしれないが、人生にはそんなことはあるはずがない。振り返っているから成功に見える部分には実際にはたくさんの失敗がある。しかし、失敗は失敗ではなく、トライしたことによる学びだ。

コンセプトを大切にして、リスクを取って、そして信じた道を行く。

なんとなくスポーツにも通じるところがあると思う。スポーツドキュメンタリーによく出てくる言葉が多く、そんなわけでどんどん読み進めれた本であり、メモは取らずで終わってしまった。







世界初をつくり続ける東大教授の 「自分の壁」を越える授業

世界初をつくり続ける東大教授の 「自分の壁」を越える授業

  • 作者: 生田 幸士
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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教師と「人間観」 [読書]

題名に、おっと思って手に取ったが…
何とも言葉遊びに付き合わされているような感じがする本だった。特に、語尾の言い回しがくどいと言うかなんというか…哲学書というのはこういう書き方をせねばならぬものなのか(こんな感じかな?笑)。それでも、人が持つ人間観として「よく生きたい」と思うとのこと。「よく」という言葉にいくつかの意味があり、これが混乱をさせている。よくというのが、本来の意味である「よく」というもののほかに、善悪や正、不正のような二元論としてのよくを含むことが問題であるという提起である。
読んでみて、人はみんな「よりよく生きたい」と思っているということに疑問を持たない私としては、よくが「善悪などの二元論」で使われることで、言葉が行きつ戻りつしてしまうという感覚はよくわかった。

そんなわけで、学校の先生は、生徒を含む人は常に「より良く生きたい」と思っているのだから、それを信じて付き合ってやれとのことだと理解した。それはアドラーも言ってますね。





教師と「人間観」

教師と「人間観」

  • 作者: 村井実
  • 出版社/メーカー: 東洋館出版社
  • 発売日: 2015/04/20
  • メディア: 単行本



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柔道 その歴史と技法 [読書]

「柔道は負ける練習から始まる。」
そんな話題で人と話しているときに、いつから受身の練習をするようになったんだろうという疑問がわいた。
図書館に行くと、柔道に関係する本はあまりなく、その中でも答えをくれそうな本を探した。
柔道の受身は1597年生まれの関口新心流柔術の流祖が猫の宙返りを参考にして屋根から落ちる稽古で体を守る方法を工夫したところが始まりのようである。
柔道とは、加納治五郎が諸派の柔術やレスリングなどの格闘技を、体系的にまとめて体育として世に作り出したものである。その背景にある歴史的・文化的、思想が書かれた本であったので読んでいて、柔道の奥深さを改めて考えることができた。

でも、受身の技術がどのように生まれ育ち、結果的に指導の中で重要視されるようになったのかはわからなかった。

まずは受身から…その常識を変えれたらいいのになぁ。






学校武道の歴史を辿る

学校武道の歴史を辿る

  • 作者: 藤堂良明
  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2018/10/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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