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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー [読書]

新聞の記事で読んで気になっていた。
図書館に行くとあるので、借りてきた。読みやすい本で一日で読み切ることができた。
子どもの純粋さとまっすぐさ、そして、母親の対応のうまさを感じる内容だった。
イギリスでちょっと良い小学校に通っていた子どもがひょんなきっかけで地元の中学校に通うことになったことから始まる。まさに異文化の中で多様性をいっぱい感じながら多感な時期を過ごすわけだ。
そういう中でも、子どもはストレートでいてバランスがとれる。その下地をしっかり築いた母ちゃんが賢い。子どもの素朴な疑問にそんなにうまく答えるのか…と、感心してしまう。
そして、しっかり社会の大人としての意見は父ちゃんが言って、母ちゃんにバッサリやられるところがまた痛快だった。

特に引き付けられた会話。
「人種差別は違法だけど、貧乏な人や恵まれない人は差別しても合法なんて、おかしくないかな?そんなの本当に正しいのかな?」
「いや、法は正しいってのがそもそも違うと思うよ。法は世の中をうまく回していくためのものだから、必ずしも正しいわけじゃない。でも法からはみ出すと将来的に困るのはティムだから、それで罰を重くしたんじゃないかな」
「それじゃまるで犬のしつけみたいじゃないか」
こんな会話をわが家でもできる日が来るのだろうか…残念ながら我々親の側に、この返しをする能力がないのが残念・・・・。





ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

  • 作者: ブレイディ みかこ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/06/21
  • メディア: 単行本



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