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煌夜祭 [小説]

またまたファンタジー
それも割と暗い感じの小説だった。
語り部が物語を冬至の日に朝まで話す。魔物がでるその日に、魔物が物語に熱中するがゆえに、人が食われずに済むからだ。短編集のように書かれた語り部が話す物語は、最後に絡み合って一つになっていく。
読んでいて、自分自身がこの横文字の名前が頭に入らず誰がどの人で、どうなったのか…流し読みしてきたばかりにうっすらと繋がるもののという状態で不完全燃焼であることは否めない。こういう物語は映像も交えて、見た方が記憶に残るのかもしれない。結局、ファンタジーにどっぷりとつかれない自分がいるのだ。なんとなく自分と重ねながら本を読むのが好きな僕にとっては、ファンタジーは現実とかけ離れすぎているのかなぁと思った。読みたい本がたくさん机に並んでるプレッシャーも少なからずあり、不完全燃焼ではありながら次の本を手に取る。
こういう小説は、もっと若い時に読んでおくべきだったと…今更ながらに。





煌夜祭 (中公文庫)

煌夜祭 (中公文庫)

  • 作者: 多崎礼
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2013/06/28
  • メディア: Kindle版



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