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イレギュラー [読書]

読み終わって素直に面白かった。
久しぶりにベットで読み始めて、眠れなくなり、そして、もう寝なきゃと本を閉じる数日でした。
災害と野球。野球やってる場合か?と今こそ野球でしょ?の中で、恵まれた高校生とすさんだ高校生がお互いを高めあっていく物語。
そんなことは起こらんでしょう?と思うことも多々あるけど、それが小説の良いところ。そして、こんなことが現実に起こったら面白いのにと想像を膨らませるのも楽しい。
師弟関係にある監督は遺恨を抱えながらも師を越えていく。教え子たちは環境を変えて切磋琢磨していく。被災者たちはその姿に生きる力をもらう。こう書くと安っぽいけど、読んでいくとしっかり物語の中のわき役一名になって楽しめてしまう。
今年の春の選抜はコロナの影響により、中止。その一つ一つのチームにはこれとは違う物語があり、そして次の夏へ向かう。いろいろな境遇の中で、活動する選手がいる。その代表者であるチームや選手が激戦を繰り広げる甲子園。そこまで駒を進められなかった球児にこそ光を当てる必要があるんだ。そして勝ち上がった者たちはそれを背負ってるということが成長につながっていく。
前向きになれる物語でした。






イレギュラー (角川文庫)

イレギュラー (角川文庫)

  • 作者: 三羽 省吾
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2010/07/24
  • メディア: 文庫



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