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マスカレード・ナイト [読書]

東野圭吾のマスカレードシリーズ。
ホテルに続いてのナイト。個人的にはホテルよりもかなり面白かった。というのも、ホテルを読んでるから人間模様がすでに頭にあるし、登場人物に勝手な広がりがあったのかもしれない。
今回も事件が起きる前の伏線があり得ないことばかりだが手が込んでいる。事件はあっという間で、その後の謎解きがもったいぶりながら一ページずつめくらせていくのは東野圭吾らしい。
全く関係のない2つの物語が入り交じるからややこしいが、物語の深みを増しているように感じた。

ホテルで年越しに行われる仮装パーティー。お客様は仮装パーティーではなくても、ホテルの中ではいろいろな仮面をかぶっている。そんな仮面を覗いても明らかにしないホテルマンと、刑事との絡み合いがとても面白い。ありえない結末でも、読めてしまうのが東野作品。
そして、最後は新田刑事と尚美との恋?と思わせながらの平行線。
寝れない夜を何日もおくらせていただきました。さて、次はイブかしら...。
いろんな物語をつくれるのって素晴らしい。







マスカレード・ナイト (集英社文庫)

マスカレード・ナイト (集英社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 文庫



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