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アドラーをじっくり読む [読書]

定期的にアドラーの本は必要である。
「あぁ、こんなに大事なことを忘れていた」と改めて気づくことが多いからだ。
読んだときに、自分の状況に合わせて解釈した内容は、時間ともに状況とともに昇華されてしまう。
そして、また同じことを場を違う形で読むことによって、新しい道しるべを与えてくれるように感じる。アドラー全集を一冊ずつ読んでいくことも、それはそれでいいが、その中からキーワードをまとめてくれた今回の本を読むと、全集の一冊一冊をぱらぱらと読み返したような気持になる。全集の翻訳者が書いた本であるからまた読みやすい。
自分の子育てを振り返るきっかけになるだけではなく、自分自身の人生に責任を持つことが必要とされる。自分がどう育てられてきたかを言い訳にはできない。自分がどう生きていくかの問題だからである。そういうことを考えていくと、くじけそうになるが、多くのひとったちが同じように、人類のために生きることができる社会になれば、自分だけがという気持ちもなくなるだろうし、そう考えているうちはまだまだ学びの途中だと感じた。





アドラーをじっくり読む (中公新書ラクレ)

アドラーをじっくり読む (中公新書ラクレ)

  • 作者: 岸見一郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2017/10/13
  • メディア: Kindle版



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