経理のおばちゃん

この頃、経理のおばちゃんを避けてしまう。

情けない話である。

先日、出張の旅費について話をしてからだ。
うちは自家用車での出張は認められていない。
でも、わりと自家用車で出張をしてしまう。
ここは田舎なのだ。最寄り駅は徒歩で20分である。

出張に行くと距離によって手当てが出るそうだ。片道50キロを超えたらの話である。

先日の出張は片道40キロほど。自家用車で出張した。
朝から晩まで仕事をしてきたのである。
帰りはたくさんの荷物を車いっぱいに入れて帰ってきた。
それでも手当てはなにもつかない。

まぁ仕方ない。そう思いながら愚痴りたくなる。

経理のおばちゃんにガソリン代くらいは走行距離からくれてもよくないか？と聞いてみた。ついでに長時間勤務なんだからさぁなんて言いながら。

そしたらば・・・。
経理のおばちゃんは「私に言われても困る。」「私なんてここで一番薄給なんだから・・・。」「時間のことをごちゃごちゃ言うなら時間給の仕事にかえたら？」とお返事くれました。

あなたの権限がなにもない経理だとは知っていました。でも、そういう言い方なくない？一応、経理の人に交渉をしてみた僕なんだから。それよりも自分の給料が安いからっていそれこそ僕に関係ないでしょ。
そう思いながら・・・。

それ以来、どうも避けてしまう。情けないとは思いながら。

事務に行っても下を向いてしまう。

小さな自分と小さな自分がごっつんこ。

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