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マスカレード・イブ [読書]

マスカレードシリーズの三冊を買って、最後の一冊。そして物語としては最初の一冊。
半分ほど読んで、どこかで聞いたことがある?読んだかしら?と思いながらも内容は全く覚えていない。
でも、なんとなく読んだかしら?と思い、このブログを調べてみると、なんと5年ほど前に読んだらしい。あれから断捨離でかなりの本を処分したから、手元にはなかったが同じ本をどうやら二冊購入したようだ。
内容は全く覚えてないから最後まで読むことができた。いくつかの事件が集まった短編集のようで、マスカレードシリーズの刑事とホテルマンがちゃんと登場する。そして、エピローグをよんで、次の小説を思い出す。
これから読み始めたら全てが繋がっていくわけか。さすが東野圭吾でした。
面白かった。

で、5年前はなんと感想を書いたのか、ちょっと読んでみよう。(笑)





マスカレード・イブ (集英社文庫)

マスカレード・イブ (集英社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/08/21
  • メディア: 文庫



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翼をください [読書]

空を飛ぶというのは誰もが一度は憧れるものです。
そんな気持ちを改めて感じさせられる小説である。第二次世界大戦の始まる少し前に世界ではじめて世界一周をした飛行機ニッポン号。原田マハの小説は史実のなかにヒューマンドラマを重ねるので、事実と物語の境目がわからなくなる。それが読んでいてとても楽しい。今回も実際に存在した飛行機と世界一周の話が、事実以上に面白い物語でグッと読者をひきつける。
国境のない空をとぶ飛行機が平和の象徴、ワンワールドを感じる乗り物でありながら、第二次世界大戦では無差別に攻撃する武器となってしまう。そんな飛行機が親善目的で果たした世界一周も時代の波にもまれ、技術としても世界を牽引するはずだった日本は大戦後、飛行機の国内製造を禁止された。そして、いまなお国産機はない。小説が書かれた頃には日本初の国産ジェットとしてMRJが注目を浴び、一気に航空業界へ羽ばたくと思われたが、2020年ついには事実上のプロジェクト中止。そんな時にこの小説を読んでいるのがなんとも皮肉な話である。
物語に登場する女性パイロットや、日本人乗組員のヒューマンドラマと、それを回想しながら語るもと搭乗員。目次をみるといろいろな国と日付が書かれていて、事実と物語を一つに重ねる。
これが原田マハのデビュー二作目だと。なんとも素敵な作家だなぁ。









翼をください 上 (角川文庫)

翼をください 上 (角川文庫)

  • 作者: 原田 マハ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2015/01/24
  • メディア: 文庫



翼をください 下 (角川文庫)

翼をください 下 (角川文庫)

  • 作者: 原田 マハ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2015/06/30
  • メディア: Kindle版



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マスカレード・ナイト [読書]

東野圭吾のマスカレードシリーズ。
ホテルに続いてのナイト。個人的にはホテルよりもかなり面白かった。というのも、ホテルを読んでるから人間模様がすでに頭にあるし、登場人物に勝手な広がりがあったのかもしれない。
今回も事件が起きる前の伏線があり得ないことばかりだが手が込んでいる。事件はあっという間で、その後の謎解きがもったいぶりながら一ページずつめくらせていくのは東野圭吾らしい。
全く関係のない2つの物語が入り交じるからややこしいが、物語の深みを増しているように感じた。

ホテルで年越しに行われる仮装パーティー。お客様は仮装パーティーではなくても、ホテルの中ではいろいろな仮面をかぶっている。そんな仮面を覗いても明らかにしないホテルマンと、刑事との絡み合いがとても面白い。ありえない結末でも、読めてしまうのが東野作品。
そして、最後は新田刑事と尚美との恋?と思わせながらの平行線。
寝れない夜を何日もおくらせていただきました。さて、次はイブかしら...。
いろんな物語をつくれるのって素晴らしい。







マスカレード・ナイト (集英社文庫)

マスカレード・ナイト (集英社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 文庫



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マスカレード・ホテル [読書]

久しぶりです東野圭吾。
やっぱり面白い。
ホテルマンの専門性と警察の専門性。このふたつがとても上手に絡み合う。
そして、小説の本題の事件の伏線を入れるのがうまいなぁ。
そこにつながるのかという驚き。
なんとも、してやられたという感じでした。
ページ数が少なくなってくると、え、これで解決まで行けるのかと心配になりながら一気に読めてしまう。そして、そういう風に展開していくのかという爽快感。
最後は、恋の始まりか?と思わせるところも素晴らしい。

全部自分でやりたいという思いと、そうすると自分の持ち場が手薄になるという感じ。
悩むところだよなぁ。そういう状況は自分にもよく起こる。
そんな時に信頼でいる仲間がいるというのは大切なこと。
殺人事件の現場や警察の捜査に自分が遭遇することはないが、そんな状況に対応することは誰しもがある。自分ならどうするかなぁと考えるのが面白い。そして、プロとしての想いに感服する。
自分は仕事にそれだけのプライドを持てるのだろうか…。
いろいろ考えさせていただきました。

さて、次もこのシリーズを読み進めましょう。





マスカレード・ホテル (集英社文庫)

マスカレード・ホテル (集英社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/07/18
  • メディア: 文庫



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EdTechが変える教育の未来 [読書]

Education×Technologyこの二つのキーワードが並ぶ。
テクノロジーのための教育ならば、教える内容は躍進的に変化してきているし、大きな問題は起こらないであろう。
ところが、ここでは教育にテクノロジーを取り入れるという内容である。これが、一見簡単そうに見えて難しい。教師とは学校教育の中での成功体験の多いものたちの集まりである。そういったものにとって一斉授業ではない授業やIT機器を利用した個別の学びと言うのは、ある意味、冒険なのだ。
しかし、世界はICTを利用した個別の学び、個人に応じた学ぶ環境が日進月歩で進化している。日本はこれまで学校教育によって全国民に同一の内容を均一に指導するということに成功しここまでの成長を遂げてきた。ところが、これが現在の大きな足かせとなる。行政主導で動きづらいだけではなく、教員のなかにある授業像に問題がある。
さらに、学校教育を受ける子どもたちには親がいる。そういう親からしてみても未知なる世界なのである。
ワクワクするからどんどんのめり込む。かつては自然の中での遊びがそうであった。それがICTに変わったときに大人は不安になるのだ。自分は常に持ち歩き利用していて、これなしではいられない生活を送っていながら…。
凝り固まった思考を変えていかなければならない。学校と言う組織自体が時代に合わないのかもしれない。気づいて行動している人や企業、学校はどんどん先にへ進んでいく。

自分の子どもの教育、自分の学びを考えたときに、今のままではいけないと強く思うのだ。





EdTechが変える教育の未来

EdTechが変える教育の未来

  • 作者: 佐藤 昌宏
  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2018/10/19
  • メディア: Kindle版



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教育とは - イギリスの学校からまなぶ [読書]

イギリスの教育では生徒指導と言う言葉の代わりに羊飼いが羊を導くという意味のパストラルケアという方法で行われるらしい…。
そんなことを調べながら、そもそもイギリスの教育とは?と考えて、図書館に向かう。
イギリスの教育と日本の教育を比較しながら、著者と著者の息子の経験から書かれた本書はイギリスの教育の複雑さや、日本の教育との様々な違いを浮き彫りにしてくれる。特に「クリティカルシンキング」について行われる授業の説明はとても分かりやすい。ヨーロッパではクリティカルシンキングと言う科目があるといわれても、批判的思考と訳してみれば、何のことだかわからない。具体的な授業内容を読むと、そうか物事を論理的に考えて伝えるとはそういうことかとわかる。また、教育に関するそれぞれの国の背景や問題点も違うことから、同様な方法をとることが難しいこともよくわかる。そう考えていくと日本に居て多くの国の教育について知ることは、日本の教育の形を知るうえでとても有益であると感じた。また、本書はとても読みやすい。難しい教育用語は出てこないし、回りくどい説明もない。すらすらと読み進めることができる。
 それにしても日本の教育はなぜこんなに教科と言う枠組みが強いのだろうか。総合的な学習と言ってみても、教科指導のおまけのように扱われてしまう。そして、1から10まで知っていることを求め、知っているかどうかが知育として扱われる。本書が書かれたのは2005年なので状況は変わってきていると言いたいところであるが、大学入試制度改革の延期などを考えると、たいして何も変わっていない。義務教育段階での取り組みは新しいものが見られるようになっても、大学入試が変わらなければ高校での学びも変わらない。
現在、マイナスの影響しか与えていないと考えるコロナを乗り越えた先に、そんな時期だから行われた教育が、それまでの教育に変化をもたらせたといわれるくらいの、取り組みに期待したいと改めて思う。


教育とは―イギリスの学校からまなぶ    NTT出版ライブラリーレゾナント014

教育とは―イギリスの学校からまなぶ NTT出版ライブラリーレゾナント014

  • 作者: 小林 章夫
  • 出版社/メーカー: NTT出版
  • 発売日: 2005/08/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)






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半沢直樹シリーズ [読書]

ドラマを見終えて、知り合いに単行本をもらった。4冊の本である。ドラマは以前に流行ったものは見ていなかった。今年放映されたものを見た。面白かった。
そして原作を手にしたわけだ。
最初の二冊。以前に放映されたドラマの原作は一気に読むことができた。先が気になるから。しかし、後半二冊はドラマで見ただけに進みが遅い。しかも、出演者のイメージがドラマそのものになってしまう。しかし、ドラマは原作をかなり誇張し、ストーリーを付け足して作られていたので、小説を読みがらその違いを探すのが楽しかった。
さらに、社会の摂理というか、易きにながれようとするのを戒めるドキっとする一言が自分自身に刺さるのだ。正しすぎるのも辛いし、清濁合わせ飲む頭取の雰囲気がすごく心地よい。
長い期間をかけてチビチビ読んできたので、内容もだいぶ忘れたし、まとまりのない書評になってしまった。















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東大なんか入らなきゃよかった [読書]

もちろん私の事ではない(笑)。読書の記録である。

「東大」とあるだけで、ふと目を止める人も多いのではないだろうか。
私もその一人だった。そういう人は学歴にコンプレックスがあるのだと思う。
そんなわけでじゃあ東大生がどれほどのものなんだという思いでこの本を手に取った。
ところがである…東大生はやっぱり優秀なのだ。与えられた課題をこなすということでいえば…。東大卒でありながら、こんな人生を送っている…東大卒と言うことに逆にコンプレックスがある…などというが、それはどの大学であれ、どんな社会であれ、大なり小なり同じことが起き、同じように悩んでいる人は多い。
だが「東大なんか…」と書かれれるから、本になり、買う人がいるんだろう。
読みながら、東大のせいにしてちゃだめだろう、と思うことがたくさんあるのだ。だから、一番感じるのは、「東大」いうキーワードに反応して、この本を手に取ってしまった自分の情けなさが見え隠れする。学歴エリートの東大卒業しても、うまくいっていないやつがいるんだから…と。そんなもの自分の卒業した地方の私立大学でも、成功したやつがいれば、失敗したやつがいるし、稼いでるやつも、稼げないやつもいる。同じなのだ。それでも「地方の私立大学なんか入らなきゃよかった」という本なら手に取らなかったと思う。きっとそちらの観点なら「地方の私立大学に行ってよかった」という題名の方が興味を持ったのだろう。
そう、結局は「東大」マーケティングに乗せられたのだと、読み終わって本を閉じたのだ。






東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

  • 作者: 池田渓
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2020/09/16
  • メディア: Kindle版



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こころと身体の心理学 [読書]

岩波ジュニア新書の本なだけに、心理学の知識がなくとも、普段の生活で身時間に感じる現象や行動を心理学的にかみ砕いて説明しながら、心と身体の繋がりを説明するものであった。
基礎的な内容と、著者の山口さんの抱えた病気や体験をスタートするところから、一般的な心理学の知識やこれまでの研究などが紹介されているので、これから心理学を学ぼうとする人にとっては有意義な本だと感じた。


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ならずもの [読書]

私がインターネットを利用し始めたとき、その検索サイトといえばyahooだった。
確かに、今はキーワード検索が主になっていたが、昔は多くのカテゴリーの中から、自分の興味のあるものを選択していき、ホームページにたどり着くという方法だったなぁと、この本を読みながら思いだした。
このパソコンが世に普及し始めたのは1980年ごろから、そして1995年のWindows95によって爆発的に世に広まった。ピ-ヒョロロロという電話回線の音が懐かしい。
インターネットと発展と、自分の過去と今をつなぎ合わせてみると、本当に社会を一変させてしまったと思う。
そして、その牽引役だったのが、yahooであり、創業社長がこの本で書かれている井上雅博である。
一般的な家庭に生まれ、ちょっとした出会いが人生を変え、雇われ社長でありながらも時代の中で新しいものを生み出したことで、莫大な資産を築き上げた。そして、yahooを引退してからは、その資産を使い、趣味に没頭。趣味のクラッシクッカー事故で60にしてこの世を去る。
物語のような本当の話である。

こういうことがちょっとしたボタンの掛け違いで起こるのかと。これから先の世の中でも、ありうることなのだろうか…。今はないサービスを作り出す創造することが、どれほど大きな価値を生み出すか。
なんだか夢物語を読んでいるが、こういう人は他にもたくさんいるのであろう。
時代や社会の変化に合わせて、変わっていくことで今なお親しまれるyahooが、この先もあるとは限らない。では、次は何が??そのアンテナを持っている人が次の井上になるのだろう。

この本を読みながらしばらく夢を見ることができた。
しかし、私の現実は遠く離れた末端で、日々の暮らしが精いっぱいである。





ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

  • 作者: 森功
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/05/28
  • メディア: Kindle版



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