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フォルトゥナの瞳 [読書]

季節はずれのインフルエンザにかかりました。
そんなわけで小説を読む時間ができた訳ですが...。

僕も手くらい透けて見えてますかねぇ?と、いきなりですが誰かの未来が見えると言うのは、学校の先生やスポーツのコーチなんかが、こいつの未来が見えたんだ、なんてのはありますよね。
でも、他人の死期を死を見ることができる。しかも、救うためには自分を犠牲にする。

ちょっとした出来事が人生を変え、世の中を変えることはあるかもしれません。でも、その因果関係はわかりません。振り返ってみて、後悔もしますが、選び直すことはできないし、小さな失敗の先には違う結果があるかもしれません。

時々、僕は考えることがあります。この状況で僕が死んだら誰かが、正確な理由を理解してくれるのだろうか?と。結論は、たぶん誰もわからないし、世間は気にも止めないだろうという考えに至り、ちゃんと生きて伝えなくちゃと思うわけです。
(なんか書いてみると怖い発言ですね...笑)

でも、この物語では最後に理解してくれた人がいたんです。ある意味良かったのかもしれません。

小説を読んでて感じたのは、主人公の葛藤が著者である百田尚樹のイメージで入ってくるんです。著者の存在感が強いと小説にも影響するんですね。あのツルッぱげのおっちゃんが、熱い物言いで、あーでもない、こーでもないって言ってるような感じがして、主人公のイメージが全く違うはずなのに...(笑)
確かに百田尚樹の小説だし、映画化されたさら読んでみるかって思ったんですけど。

先の気になる面白い小説ではありましたよ。最後に愛すべき人を救おうとした彼女に共感です。








フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)

  • 作者: 百田 尚樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/11/28
  • メディア: 文庫




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